コレステロールに良い油、悪い油
コレステロールが高いと、食事に油ものを控えるというように、コレステロールに油は大敵と思われているようですが、これは誤解です。
油は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。そして、コレステロール、とくにLDL成分を高めるのは飽和脂肪酸のほうです。飽和脂肪酸は動物性の油で、動物の肉などに含まれています。一方、不飽和脂肪酸は植物油や魚に多く含まれ、LDLコレステロールを下げる働きがあります。
ですから、コレステロールには油がよくないと一概にはいえないのです。動物性の脂のとりすぎが問題となるわけで、野菜や魚に含まれる油はむしろ健康を保つためのものといえます。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランス
コレステロールが高い人は、動物性の油をとらず、植物や魚の油をとっていればよいのかというと、そういうわけでもありません。なにごとのバランスが大事で、両者を1:1の割合で摂取するのが良いとされています。この理想の食事は、かつての和食、毎日食卓のぼっていた平均的な日本食です。和食がヘルシーと言われ、世界中から注目されているのは、バランスに優れていることによるものです。
LDLの酸化を抑える食材
動脈硬化を予防するには、悪玉コレステロールを低下させ、酸化LDLを抑えることが重要です。LDLの酸化を防ぐには、ポリフェノールが多く含まれる赤ワイン、ビタミンC,Eが多く含まれる緑黄色野菜が良いとされています。また、不飽和脂肪酸を多く含むオリーブ油もLDLが酸化するのを防ぐ役割があります。
